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この話はDom/Subユニバース、デイモス、受けのモブレなどの要素を含みます。

 

 

 

 

この世界には男と女の性のほかにDom/Subと呼ばれる第二の性がある。それは信頼と庇護の関係であり、その欲求の強さは人によって異なる。欲求の強い人が満たす行為を行わないと体調を崩すこともあるほどだ。私には明示的なパートナーはいない。それにも関わらず、こうやって生活できているのは今の状態を疑似的なPlayプレイと捉えているからだ。

私が彼に信頼を寄せているのは当然のことだ。あの最低な環境から救ってくれた親愛なる主人。難儀な対人関係もこなし、一代にして相当の富と信頼を築き上げた。それなのに、仕事以外となるとてんでダメで身の回りのことを一人ではできない。そんな姿を見たら尽くしたいと思ってしまうのは当然のことだった。

そして彼はその信頼や尽くしを受け入れてくれていた。そのことが何よりの喜びだった。だから、彼の命に従って、忠実にこなして、褒められて。それが幸せだったから、誰かからのCollarカラーは必要なかった。このままこの関係が続きさえすれば。